維持管理の重要性を分かっていながらも、さまざまな事情によって空き家を放置している所有者の方もいるのではないでしょうか？
今回は空き家を放置するデメリット、注意しておきたい税金、そして速やかに売却する方法を解説します。
空き家の所有者の方は、ぜひ参考にして万全の対策をとってください。
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空き家を放置するデメリット
誰も住んでいない物件は、風を通さない状態となるために早いスピードで老朽化します。
老朽化が進んでしまうと、倒壊の恐れが高まります。
また、不審火が発生する危険性が高まるのもデメリットの一つです。
老朽化して腐った建物の木材はとても燃えやすい状態にあるために、一度出火してしまうと近隣の建物まで延焼してしまう危険性があります。
不審者の出入りが頻繁におこなわれて、犯罪の拠点にされるケースもあります。
そして、近隣トラブルを発生させたりするのもデメリットです。
周辺の景観が悪くなってしまったり、庭木が隣の家の敷地まで侵食したりする場合もあります。
放置を続けるとさまざまなリスクが発生し、近隣住民を不安にさせるのは避けられません。
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放置している空き家でもかかる税金
土地や家屋などの不動産を所有していると、固定資産税や都市計画税などの納付義務が発生します。
居住の有無に関係なく、たとえ空き家であっても、納税義務は免れません。
固定資産税には、土地の上に建物があるだけで居住用の建物として、税額が最大6分の1になる優遇措置があります。
維持管理が徹底されておらず、自治体によって周囲の景観を著しく損ねる特定空家に認定されてしまうと、優遇措置が適用されません。
空き家を放置すると固定資産税が6倍になるとよく言われますが、6倍になるのではなく、6分の1に軽減されていた税額が通常どおりの税額に戻ってしまいます。
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放置している空き家を売却する方法
売却の方法は、住宅を解体しないで古家付きの土地として売却する方法と、住宅自体を解体して更地にして売却する方法があります。
古家付き土地にすれば、解体費用を負担しなくても良いのがメリットです。
解体費用が必要になりますが、解体して更地にすれば、買主の土地利用の選択肢が増えます。
古家付きよりも、高い価格での売却が期待できるのがメリットです。
そして、物件そのものを不動産会社に買取ってもらう方法もあります。
価格は不動産会社と交渉しなければなりませんが、買主を探す時間を要せず売れるのがメリットです。
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まとめ
空き家の放置はデメリットしかないと言っても過言ではありません。
急速な老朽化、そして犯罪や近隣トラブルを引き起こし、特定空家に認定されてしまうと税金面での優遇措置も受けられません。
適正な維持管理を徹底して、大切な資産を守っていただければ幸いです。
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